「異性として見れない…」30代後半女性が婚活疲れから抜け出すために必要だった“気づき”とは?
なぜ“異性として見れない”のか? ― 婚活疲れを防ぐヒントは「気持ちが動かない理由」にある
「条件はいい人だった。でも、気持ちが全然動かなかった…」
婚活の現場では、本当にこの話はよく聞きます。
希望の条件やお相手からの好意など、次に進めそうな要素が揃っていても、なぜか心が動かない。
そんな違和感に悩んでいる方へ、今回はある女性会員Aさんの実話をもとに、“恋愛に必要な感情の引き金”について考えてみます。
相手に恋愛感情が湧かない理由|Aさん(30代後半女性)の場合

婚活を続けて1年半ほどになる30代後半の女性Aさん。
今まで 条件的には申し分のない男性と出会っても、なぜかピンとこないことが続き、なかなか思うように婚活が進展せず、婚活疲れを感じていました。
ある時、条件も理想に近く、またお顔も好みな素敵な男性とお見合いが成立し、直接お会いして彼女としては珍しく、すぐに交際希望で返事をしてくれました。
そんな彼ともデートを重ね、いよいよ真剣交際目前になりましたので、次のステップにいく決心について尋ねたところ、意外な答えが。
「パートナーとしては申し分ない方なんですが、手を繋いでも何も感じることがなく、このまま進めても大丈夫なんだろうか?という気持ちが強く残ってしまいました。」
条件もよく、将来を共に歩むべきパートナーとしても申し分ないと感じる彼に、なぜ異性としての気持ちを持つことができないのか?
彼女自身も本当に悩んでおりましたので、原因を探るべく、過去の恋愛を棚卸し私と一緒にすることにしました。
Aさんへの質問
・今までどんな男性に惹かれていた?
・その相手に、自分はどんな行動をしてきた?
・なぜ上手くいかなかったのか?
・皆に共通点はあったか?
異性として見れない理由は? 「自分の惹かれポイント」を棚卸しする

浮かび上がってきた「自分の惹かれポイント」
答えは意外にも明確でした。
Aさんが今まで惹かれていた男性たちは、みな「芯のある強さ」や「逆境を跳ね返す努力家」であり、そこに強い尊敬の念を抱いていたのです。
彼女は、語学やスポーツといった分野で活躍する男性に出会うたび、「自分も近づきたい」という想いから、一生懸命その学びや挑戦に取り組んできました。
運動が得意ではなくても、彼の世界に触れることで距離を縮めようと努力する、そんな“見上げる相手に、同じ目線に立てるよう、追いかけることが恋愛だ”という、強い固定観念を彼女が持っていたことが分かりました。
現在交際している彼との違いは?
一方、今交際している彼は、これまでの尊敬の対象とは異なり、
- ・自分を大切にしてくれる
- ・気持ちを急かさず、辛抱強く見守ってくれる
という特徴を持った、まさに対等な関係である“パートナー”向きの人物でした。
しかし、見上げて追いかけるポイントが見つからず、彼女の中では異性として認識することが出来なったようです。
「異性として見れない」から抜け出すヒントは、“一緒に育てる”視点

なぜ異性として見れなかったことが分かったところで、彼女に提示した選択肢は以下の3つ
- 今の彼との交際を終了し、改めて「追いかけたい気持ちになる人」を探す
- 今の彼との交際を終了し、新しい恋を探しながら並行して別の好きになるポイントを見つけられそうな人を探す
- 今の彼との関係を続け、彼に「尊敬できる一面」がないか見極めていく
Aさんから返ってきた答えは、「3」でした。
理由を尋ねたところ、
「今まで何が原因なのか分からない、ままモヤモヤした気持ちで交際していたため、それではだめなのでは?ということばかり気になっていました。
しかし、改めて異性として大切にしたいポイントが分かったところで、再度彼との交際を振り返ってみると、物凄く惹かれるまでにはいかないけど、「良いな」と思える部分もあったなと思いました。
もっと彼と会う機会を設けたり、デートのやり方を変えてみることで、彼の別の一面が見えるかもしれないし、今「良いな」と思える部分を、二人でもっと伸ばすようことができたら、この人で良かったと思えるかもしれません。」
という前向きな姿勢が、彼女をその選択に導きました。
あなたの“気持ちが動く条件”は何ですか? 言語化することの力

異性として見れないモヤモヤの原因を知る
異性として見れないからもう交際をやめたいという選択肢は何ら間違ってはいませんが、異性として見れない理由が明確ではないままにしてしまうと、同じようなことを繰り返してしまいます。
Aさんにとっての恋愛とは、ただ相手を尊敬することではありませんでした。
“自分より目線の高い相手を追いかけ、その人に近づこうと努力する”ことが、恋愛の前提になっていたのです。
その固定観念がある限り、「同じ目線の人」は異性として認識されず、関係も深まらない。
だからこそ、今の彼との関係に“気持ちが動かない”理由も、明確になってきたのです。
そこから考えを改めて、目線が同じ人でも良いな、素敵だなと思える要素があれば、異性として受け入れそうだという考えに切替わるところまでたどり着くことができました。
このように、 自分にとって相手を異性として見るのに必要な“心が動く条件”を正しく認識しておくことが、婚活成功のカギになります。
今、心がモヤモヤしているあなたへ|3つの問いかけ
・あなたが今まで惹かれてきた相手には、どんな共通点がありましたか?
・その共通点は、今のあなたにとって本当に重要でしょうか?
・また惹かれてきた要素を既に持っている相手だけを探すのではなく、今はもっていないが、これからあなたと一緒になって作り上げることはできませんか?
自分の“惹かれポイント”を見直すことが、次の一歩を照らしてくれるかもしれません。
「気持ちが動かない」の裏には、必ず“何か”があります。
それは相手のせいではなく、自分の“恋愛のクセ”かもしれません。
では、あなたはどうでしょうか?
もし、どうやって見つけたら良いか分からない場合、一緒に考えてみませんか。
「婚活に疲れた…でもどうしたらいいかわからない」そんな方へ!
婚活のやり方を少し見直すだけで、結果が大きく変わるかもしれません。
「婚活がうまくいかない理由」を一緒に探して、最適な方法を見つけましょう!